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備前焼のビアマグ、ビールグラス |
コーヒーカップ、湯呑 |
日常使いで人気の高い器の筆頭格といえるのが、備前焼のビアマグ、ビールグラスです。ビールをゆっくりと注いでみてください。非常にきめの細かいクリーミーな泡が立ち上ります。これは釉(うわぐすり)をかけない備前焼特有の微小な凸凹のある土肌がそうさせるようです。このおいしい泡は消えにくいのも特徴で、時間が経ってもビールをおいしく保ちます。 さらに、備前焼のビアマグ、ビールグラスでは、ビールの味そのものがとてもまろやかに感じられます。料亭などで備前のビアマグ・ビールグラスがよく使われるのはこのためでしょう。 |
湯呑やコーヒーカップは一般にセットで揃えるイメージがありますね。しかし、備前焼ならお揃いだけでなく、一客ずつ違うデザインや雰囲気のものを並べても、とても絵になります。海外ブランドのコーヒーカップなどはセットであることにひとつの美しさがあると思います。備前焼の場合は焼き色や形の異なる作品を並べても、とても調和した絵になるのです。 同じ作家の同じ作品をセットで揃えてももちろん美しいですし、自分の感覚にピンときた作品を一つずつ自由に買い足していくのも備前焼ならでは楽しみ方だと思います。 |
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備前焼の ぐい呑、徳利 |
花入、一輪挿し |
昔から、備前の器は酒を美味くすると言われてきました。かつての二級酒は一級酒に、一級酒は特級酒に、ワンランク味が上がるというのです。本当にそんなことがあってよいのでしょうか? これはぜひ、あなた自身の舌で確かめてみてください。科学的な説もありますが、味は感覚の問題ですから、美味しいと感じればそれが真実でしょう。ビール、日本酒、焼酎など、水に関するものを備前の器に入れると、味がまろやかで美味しく感じられると思います。ウイスキーや焼酎のロックや水割りにもよく合いますから、そのときはビアマグかやや大きめの湯呑をおすすめしています。 |
「花が長持ちする」、備前焼の花入・花瓶はよくこう言われます。土肌が呼吸するためでしょうか、ぬめりが少なく、花の命が長くなるようです。 備前焼はもともと土ですから、花や植物との相性は抜群なのです。 備前焼の花入は、器自身は自己主張せず、花の魅力をぐっと引き立ててくれます。天下一の茶人として知られる千利休は、備前焼の花入や壺をよく用いたようです。釉薬(うわぐすり)も絵付けも行わない備前焼は、炎が描いた素朴な焼け味だけで作品となり、その渋みが良さですから、侘び寂びを重んじる茶道にも通ずるところだったのでしょう。 |
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